子育ては思い通りにいかないことが多く、自分でも気づかないうちにストレスが溜まって体も心もボロボロになっていることがあります。
イライラしやすくなったり、急に涙が出てきたり、子どもに大きな声で怒ってしまったり…
それはもしかしたら育児ノイローゼかもしれません。
そこで今回は育児ノイローゼの原因や対処法、育児ノイローゼに陥りやすいワンオペ育児の基準などについてご紹介していきます。
目次
育児ノイローゼとは?
育児ノイローゼとは、出産後にホルモンバランスが崩れたり、育児による睡眠不足などのストレスが加わったりすることで、ママが精神的に不安定な状態になってしまうことをいいます。
特にワンオペ育児をしているママに多くみられ、なかには鬱病といった深刻な症状にまで進行してしまうことがあります。

ワンオペ育児とは?
ワンオペ育児とは「ワンオペレーション育児」の略語で、飲食店などの店舗を一人でまわす過酷な労働環境を指す「ワンオペレーション」から派生した言葉です。
なんらかの事情によって旦那さんが育児に参加することができず、ママが一人で家事や育児のすべてを行う状態のことをいいます。
ワンオペ育児|どこから?基準は?
ワンオペ育児に明確な基準はありません。
夜になれば旦那さんが帰ってくるご家庭でも、日中は家事や育児を一人ですべてをこなし、ごはんをゆっくり食べることも、自由に眠ることも外出することもできないというママは少なくありません。
「なんで私だけ…」「こんな時誰かいてくれたら…」と感じるなら、それは立派なワンオペ育児なのです。
完全ワンオペ育児のメリットデメリット
完全ワンオペ育児とは、単身赴任などで旦那が完全に家にいない家庭でのワンオペ育児のことをいいます。
体調を崩しても休むことができないなど、デメリットは大きいですが、実はメリットもあります。
というのも、自分のペースで家事や育児ができる。旦那さんの分の世話の必要がないため、逆に負担が軽いと感じるママも多いのです。
一言でワンオペ育児と言っても、様々な生活環境でそれぞれが子育てに奮闘しています。
他人と比べるのではなく、自分にとって今の生活が大変なのか?何が辛いのか?どうしたら楽になれるのか?考えていきましょう。
ワンオペ育児が育児ノイローゼの原因となる理由
育児をしていれば誰しもが育児ノイローゼに陥る可能性があります。
特にワンオペ育児の場合、困ったことがあったり疲れたりしたときでも周囲に頼る人がおらず、ストレスや悩みを一人で抱え込んでしまうため、育児ノイローゼになりやすいといわれています。
主婦が「ワンオペ育児だから大変!と言うのは甘え?」周りの考えがママを追い詰める
「主婦なんだからワンオペ育児は当たり前」「主婦なんだからワンオペ育児が大変と言うのは甘え」と考えられがちですが、主婦であっても一人で家事や育児をすべてこなすことは大変ですし、ストレスが溜まります。
また、主婦だからこそ自由な時間がなく息抜きすることができず、余計にストレスが溜まってしまうことがあるのです。
ワンオペ育児|新生児・0歳との生活で大変なこと
新生児~生後三か月くらいまでは特に授乳間隔が短く、昼夜問わず2~3時間間隔で授乳をしなければならないため、深刻な睡眠不足に悩まされます。
また、寝返りが始まる頃からは徐々に子どもから目を離すことが難しくなり、家事をしたりトイレへ行くことすら一苦労になります。
ワンオペ育児|1歳児との生活で大変なこと
1歳になると徐々に自我が芽生え始め、物事に対して好き・嫌いがはっきりしてきます。
そのため、気に入らないことがあるとこれでもかというほど泣きわめくことがあり、ママの精神的負担が大きくなってきます。
また、動きが活発になってきてどこにでも上ったりするようになるため、さらに目が離せなくなります。
ワンオペ育児|2歳児との生活で大変なこと
「魔の2歳児」や「イヤイヤ期」という言葉のとおり、2歳児は言葉や体を使って自己主張をするようになり、すべての物事に対してといっても過言ではないほど「イヤ!」と言い出します。
家の中でも外でも泣きわめいて手がつけられなくなるため、これも成長の一過程…とわかっていても、精神的に疲れてしまいます。
どんな状況にあっても、1人で抱える子育ては負担も大きく大変です。
成長したからといって負担が減ることもなく、また別の悩みが増えてきます。
ママは自分をせめず、ストレスを抱え込みすぎないように気をつけましょう。
育児ノイローゼの原因は子供だけじゃない!?旦那にもイライラする
- 休日にいつまでたっても寝ている
- 子どもが泣いているのに携帯をいじっていたりゲームを止めない
- 「ごはんまだ?」と聞いてくる
- 少し家事や育児を手伝っただけですべてをやった気になる
イライラしてしまう気持ち、わかります。
でも、家事育児の負担を軽減したい場合、主に頼りになるのはパパです。
”言わなくてもやってもらえる状況”を作るには、まず、”どうして欲しいのか?”言葉で伝えるようにしてみてはいかがでしょう?
ママも、パパも、少しずつ成長しています。
育児に関してはパパの方が成長がゆっくりかもしれません。
助け合っていけるように、話し合いができるといいですね。

育児ノイローゼの相談先は?
育児ノイローゼになってしまった場合、心療内科に相談することもできますし、子どもを連れて出かけることが大変という方は、自治体の子育て支援センターや民間の電話相談窓口などに電話相談をすることもできます。
また、意外と知られていませんが、保育園でも地域の子育て支援を行っているので、子育ての相談をしたり、一時保育を利用することもできます。
心療内科にかかると、お薬を処方してもらうことも可能です。
ストレスで眠ることができなかったり、気持ちに反してイライラしてしまうときにはお薬に頼ってみても良いかもしれません。
子育て支援センター、電話相談窓口では悩みを親身に聞いてくれます。
誰かに話を聞いてもらうだけで気持ちがスッキリすることもありますよね?ぜひ利用してみてください。
ママリ
ママリには育児ノイローゼに悩むママの投稿が多数あります。まだ子供が小さかったり、様々な理由で外出することが難しいママもたくさんいらっしゃると思います。
そんなときは、ママリに自分の悩みを投稿して相談してみるのはどうでしょうか。同じような悩みを持つママと気持ちを共有したり励ましあうことで、ひとりではないんだと実感できたり、育児ノイローゼ経験者のママからアドバイスをもらうことも出来るかもしれません。
育児ノイローゼへの支援・検索方法
周りに頼る人がいなくても、各自治体には子育てを支援してくれるサービスや施設がたくさんあるので、積極的に利用してみましょう。
「(住んでいる市区町村名) 子育て支援」とインターネット検索をするか、自治体のHP内で「子育て支援」とキーワード検索をすると、相談窓口や一時預かりの情報などを調べることができます。
自治体によっては、産後のママのためにベビーシッターの割引制度を導入しているところもあります。
はるママ
キッズライン はその対象事業のひとつ。1時間からお願いできて、単発もOK。
困った時のために、まず登録だけ済ませておくと良いですよ。


育児ノイローゼ(産後うつ)に効果のある食べ物
実は、産後うつに効果があると言われている栄養素があります。
それは、オメガ3脂肪酸。
DHA・EPAというと馴染みがあるでしょうか?
このオメガ3脂肪酸は消費者庁でも産後うつに効果が期待できると掲載している栄養素です。
植物性のものはエゴマオイル、アマニオイルから摂る事ができますが、食事から摂取できる量には限りがあり、当サイトではサプリメントも併用することをおすすめしています。
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詳しくは「【実際に購入レビュー】ママオメガ葉酸、赤ちゃんの脳の発達、ママのうつ予防にも」をご覧ください。
できるだけ周囲に頼って乗り越えましょう
育児は思い通りにいかないことばかりですし、周囲に頼る人がいないと孤独を感じ閉塞的になりがちですが、育児ノイローゼをそのままにしてしまうと、深刻な症状に発展してしまうこともあります。
育児を一人でこなすことは並大抵のことではありません。
育児が辛いと感じたり、もしかしたら育児ノイローゼかも?と思ったら、我慢せずに周囲や自治体などに相談するようにしましょう。
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