私、もしかして育児ノイローゼなのかもしれない……
- なんでこんなにイライラするんだろう?
- 虐待、他人事じゃない……
- 大きい声出して怒ってしまい、あとで反省する日々、ほんと自己嫌悪
- 何もやる気が出ない
- なぜか涙が出てくる
毎日の子育ての中で、こんなことはありませんか?
最近は核家族が増え、パパママに大きな負担がかかっていますね。私自身も近くに頼る人がいなく、パートナーの仕事も忙しい、孤育て家庭のひとりです。
今回は、ひとり、もしくはふたりでストレスと抱え込んでしまっているパパママの助けになるような「育児 ノイローゼ」をテーマにした記事を書きたいと思います。
目次
育児ノイローゼの症状
育児ノイローゼには身体的な症状と精神的な症状の両方が出現します。
- 蕁麻疹
- 胃痛
- 円形脱毛症
- 嘔吐
- 生理不順
ストレスが続くとホルモンバランスが崩れ、身体に影響が出てきます。体調の変化に気づきながらもそのままにしてしまうと、様々な身体的症状が現れてくるようになります。
- イライラする
- 何もやる気が出ない
- 気分の起伏が激しい
- 思考力の低下
- わけもなく涙が出る
ストレスによる自律神経の乱れによって、心にも影響が出てきます。また、夜泣きなどによる睡眠不足や忙しくて食事をとることが出来ない等の身体的な疲れにより、普段の生活への意欲がなくなるようになります。

育児ノイローゼになりやすい時期
子供が小さい時期、ママは育児ノイローゼになりがちです。それぞれの年齢の何が大変なのか、分析してみたいと思います。
新生児・0歳
まだ産まれたばかりの赤ちゃん。育児というよりはお世話なのがこの時期です。
3時間おきの授乳やミルク、オムツもかえてあげないといけないし、泣けば抱っこをしてあげたり、寝返りやずりばい等が始まればもっと目が離せなくなり、自分のことが何も出来ない日も多くあるでしょう。
さらには初めての赤ちゃんともなれば、ママとパパだって0歳です。赤ちゃんが何を思っているのか、このやり方で大丈夫なのか。赤ちゃんの発達や発育に不安を抱くことも多々あることでしょう。
1歳
1歳くらいになると伝い歩きから一人で歩けるようになる子も出てくる時期です。さらに、手先も器用になりいろんなものをつまめるようになります。
そうなると今度は、怪我や事故のリスクが高くなってきます。
また、離乳食も卒業して普通の食事が出来るようになるこの時期は、好き嫌い等もハッキリしてきて食事の時間もママのストレスになることもあるでしょう。
2歳
『魔の2歳児』と呼ばれるこの時期は、育児ノイローゼの症状が出やすい時期でもあります。自我が芽生え、自分の主張を通そうと怒ったり泣いたりしてママとパパを困らせることも多くあるでしょう。
運動神経も発達して出来ることも増えるので、1歳児に続き怪我や事故にも注意が必要です。また、トイレトレーニングを始めたり、躾について考えだしたりするママも多いと思います。
でも、ママがどんなに考えて計画を立てても、その通りに動いてくれないのが自由人の2歳児です。
2人目、3人目産後
産後のホルモンバランスの乱れが起きる時期に、赤ちゃんと上の子の育児もしなければなりません。そんなとき、大変なことで一番多いのは、上の子の赤ちゃん返りがあります。
また、上の子と赤ちゃんでは生活リズムが違ってきますので、食事の時間も寝かしつけの時間もそれぞれに合わせなければなりません。そうすると、ママは休む時間がありません。
さらに子供が2人以上いると風邪をひいた時も大変です。1人が風邪をひけば、もれなくもう1人も風邪をひき、そのお世話をしていたママにも風邪が移って、と地獄のループに陥ることも多くあるでしょう。
育児ノイローゼになりやすい人
ストレスを抱え込んでしまう環境、性格が育児ノイローゼを引き起こします。
以下のような方は育児ノイローゼになる原因を抱えていますので注意しましょう。
核家族・ワンオペ育児
最近では核家族化が進んでいます。育児の先輩である祖父母の手を借りたり、相談をしたりすることがなかなか出来ません。
また、パパの仕事が忙しく帰宅時間が遅かったり、そもそも育児に非協力的であれば、ママは育児を1人で抱え込むことになります。
育児とは命を育てることです。そんな重たい使命を1人きりで背負うことになってしまったママの負担はかなりのものでしょう。
子育て以外にもストレスがある
育児以外のストレスも育児ノイローゼの要因になりえます。
夫や義両親、ママ友との人間関係に悩んでいたり、金銭的な問題を抱えて苦しんでいたり、過去の自身の虐待経験が不安やストレスになっているママもいるかもしれません。
はじめての子育て
子育ては、嬉しさや楽しさだけではありません。想像していたものとは違う育児生活に戸惑うママやパパも多いと思います。
自分の小さなミスが赤ちゃんの命に関わるかもしれないというプレッシャーをいつも感じながら、日々の子育てを頑張っているかと思います。
また、ほんの些細なことが気になり、お子さんの発育や成長に対する不安も出てくるかもしれません。
完璧主義
完璧主義で真面目なママは、育児書を読んで勉強し、その通りに子育てをしようと頑張ります。ですが、子供も個々の人間ですから、発育や発達、性格もそれぞれ違います。
当然、想像していたようにはいかず、どんどん理想のママとかけ離れていくことに焦りや戸惑いを感じるようになってしまいます。
また、子供が産まれるまでは完璧に出来ていた家事等も疎かになってしまったり、または疎かにすることが出来ずに無理をしてストレスになってしまうこともあります。
プライドが高い・甘えるのが苦手
本当は育児のことで悩みや不安があるのに、プライドが邪魔して相談することが出来なかったり、甘えるのが苦手だったりすると、必然的に1人でその悩みや不安を抱え込まないといけなくなります。
また、プライドの高い人は、弱い自分を他人に見せるのを嫌がり「こう見られたい」という自分になろうとします。ですが、育児中は思うようにいかないものです。なりたい自分と今の自分の差に苦しんでしまうママもいるでしょう。
自分に自信がない
自分に自信のないママは、欠点ばかりに目がいき、本当はきちんとできていることすら「自分は出来ていない。」と感じてしまいがちです。
そのため、自分の育児はこれでいいのかという不安にいつもつきまとわれています。また、自分に自信がないために、他人からの言葉に過度にイライラしてしまうこともあります。
心配性
心配性なママも育児ノイローゼになりやすいです。
子供のほんのささいな変化も見逃さないように神経を配り、発育や発達が育児書と少しでも違うと、病気や障害を疑って不安になって夜も眠れないくらいに悩んだり、自分で自分を追いつめてしまいがちです。
育児ノイローゼ気味の時に試したい対処法
もしかして育児ノイローゼかも。と感じたら、今抱えているストレスを軽減できるよう工夫してみましょう。
育児はこの先10年も20年も同じ状態が続くものではありません。
息抜きをしながら貴重な時間を大切に過ごせる余裕を持てるといいですね。
泣く
涙を流すことは医学的にも理にかなったストレス発散方法だと言われています。
泣くことで、ストレスに関係する交感神経からリラックスに関係する副交感神経にスイッチが切り替わるためです。
ただし、無理やり泣くのではなく、感情の赴くままに涙を流すこと、が大切です。
涙を我慢してしまうと逆にストレスが溜まってしまうことになるので、泣きたいときは思いっきり泣いてスッキリしましょう。
友人と楽しい時間を過ごす・話を聞いてもらう
楽しい会話にもリラックス効果があります。親しい友人や家族、安心できる人と会話をすると“エンドルフィン”や“βエンドルフィン”という幸福感をもたらすホルモンが分泌され、ストレスを軽減させてくれます。
また、人とコミュニケーションをとることで、1人ではないことを実感できます。ぜひ、何でもない話で笑いあえる相手とお喋りをしてみましょう。相手が育児経験者だった場合、とてもいいアドバイスももらえるかもしれませんよ。
美味しいものを食べる
食べるということには、栄養を取るだけではなく精神を和らげる効果もあります。毎日育児に忙しいママは、ゆっくり食事をとる時間をとるのは難しいかもしれませんが、たまには美味しいものを食べる時間を作るのもいいかもしれません。
また、納豆やヨーグルト等、ストレスに効果のある食べ物もあります。
美味しいものを食べて幸せな気分を味わいながら、身体を労わってみてください。
気持ちを文字にして整理してみる
「書くこと」は、自分ひとりで完結出来ます。なので、時間さえあれば、誰の目も気にすることもなく、どんな言葉だって書いてもいいんです。
まずは、愚痴や鬱憤を吐き出すことで気持ちを落ち着かせてみましょう。
そして、気持ちを思いのまま文字にすることで、自分が何に悩んでいたのか、何が一番ツラいのかが見えてきたら、気持ちを整理してみましょう。
そうすることで、これから自分がどうしたいのかが分かって、育児ノイローゼの解決の糸口になるかもしれませんよ。
家事をサボる
完璧主義で真面目なママほど、無理をして頑張ってしまいがちです。ですが、育児も家事も100%頑張っていたら、ママの心と身体が持ちません。
完璧な家事よりもママの体調の方が大事です。なので、思いきって家事をサボってみましょう。家事をサボってみることで、手を抜けるポイントも分かってくると思うので、出来ないことはパパや第三者に頼み、ママの負担を減らして、身体的・精神的ストレスを軽減させましょう。
育児ノイローゼ|話だけでも聞いてもらいたい
子育ての相談に乗ってくれる窓口はたくさんあります。話をするだけで、聞いてもらうだけで気持ちが楽になることもあります。
電話をかけるだけでも大丈夫です。連絡してみましょう。
各自治体の保健センター
「自治体名 育児相談」で検索
地域によって色々ですが、ほとんどの自治体の保健センターで行政の育児相談の支援が受けられます。助産師や保健師の方に育児の不安などを相談してみると良いでしょう。
自治体によっては、カウンセリングを受けることができるところもあります。また、育児サークルを主催している自治体もありますから、参加してみるのもいいかもしれません。
保育園
保育園は施設に通う園児だけでなく、地域の子育て支援もになっています。
共働きの親が利用するというイメージの強い保育園ですが、家庭保育に悩むママも利用することが出来る施設でもあります。また「一時保育」といって一時的にお子さんを預けることも可能です。
まずは電話をして今の状況を説明し、相談してみると良いでしょう。児童館を併設している保育園も多くあります。一度足を運んでみて、保育士さんとお話をすることで心が落ち着くこともあるかもしれませんよ。
ママリ
ママリには育児ノイローゼに悩むママの投稿が多数あります。まだ子供が小さかったり、様々な理由で外出することが難しいママもたくさんいらっしゃると思います。
そんなときは、ママリに自分の悩みを投稿して相談してみるのはどうでしょうか。同じような悩みを持つママと気持ちを共有したり励ましあうことで、ひとりではないんだと実感できたり、育児ノイローゼ経験者のママからアドバイスをもらうことも出来るかもしれません。
育児ノイローゼ(産後うつ)に効果のある食べ物
実は、産後うつに効果があると言われている栄養素があります。
それは、オメガ3脂肪酸。
DHA・EPAというと馴染みがあるでしょうか?
このオメガ3脂肪酸は消費者庁でも産後うつに効果が期待できると掲載している栄養素です。
植物性のものはエゴマオイル、アマニオイルから摂る事ができますが、食事から摂取できる量には限りがあり、当サイトではサプリメントも併用することをおすすめしています。
オメガ3脂肪酸おすすめサプリメント|ママオメガ
毎日イライラして、可愛い我が子に怒鳴ってしまったり、当たってしまったり。そんな自分にも嫌気がさして…
「どうしてこんなにイライラしてしまうのか」
そう悩んだ時に私が出会ったサプリメントです。
詳しくは「【実際に購入レビュー】ママオメガ葉酸、赤ちゃんの脳の発達、ママのうつ予防にも」をご覧ください。
一人で抱え込まないで
家の中という密室空間で育児を頑張っているママを、猛烈な孤独感が襲うことがあるかもしれません。
でも、育児ノイローゼは、ママだけではなく、パパやおじいちゃん、おばあちゃん、そして世の中全体の問題なのです。
だから、自分さえ無理をすればいい、なんて思わないでください。ツラいときには、家族や友達に頼りましょう。
頼れる人がいない、なんてことはありません。世の中には、育児を頑張るママの助けになる場所が、必ずありますから。
コメントを残す